ちょっぴりバイリンガルな娘日本人母の

     AP Japanese  奮闘記

我が家では、英語のテレビは一切禁止。

代わりにずっと日本語のテレビをつけていました。

今では、ネットで日本のテレビを観ることができますが、

それよりもたった1チャンネルですが、ケーブルを引いて日本語の番組を観ることをお薦めします。

なぜならば、ネットで観る番組は、見たい番組しか観ないので偏りがあるからです。

ケーブルテレビは、普通のドラマから時代劇、ニュース、ドキュメンタリーといろいろな日本語が見聞きできるからです。

時代劇の侍言葉など、私たち日本人でも特に習わずにいても、時代劇のセリフが理解できるのは、テレビのお陰だと思います。

日本語はTPOに合わせて使う言葉や話し方が変わる言語です。

このAP Japanese試験 セクションⅠ リスニングはいろんな場面の違う日本語のアナウンスや会話が出てきます。

娘が練習で苦戦したのは、天気予報でした。


「九州南部では明け方まで雨が降りますが・・・」
「太平洋側の中部から関東にかけては強風注意報が・・・」
なんて言うのが、普通かやや早いペースで話されます。

 

試験中、聞きながらメモが取れるようですが、

​訳の分からない日本語をメモに取るのって難しいですよね。​

​セクションⅠ リスニング

​セクションⅠ リーディング

AP Japanese試験の出題漢字は400字余りです。

 

娘が本格的にAP Japanese試験勉強を始めたのは

試験の一か月前!
もう時間が無いので
   意味を覚えるようにと娘に言いました。

リーディングのテストは

質問にある漢字が分からないとアウトですからね。


ところが・・



「国」を見て 


    
”王様?”

          んー、惜しいねー


「前」を見て

    
”なまえ?”

           普通”まえ”で覚えるだろう?
           熟語で覚えているんだ。

 


「高校を出てすぐにシカゴの大学に行きました」

と言う文を読ませたら
「高校」と言う漢字が読めず、
前後のひらがなで想像力をたくましくして答えたのが

     
”家?”

           「家を出て」ねぇ。
            彼女の頭の中には家出をしてシカゴに渡った設定になったらしい。
            まあ、意味的にはそんなに間違いは無いけど。

 


前後のひらがなでやっと読めた時の嬉しそうな事!(笑)


400字余りの漢字リスト

確実に分かるのは20文字余り

 

きゃー!大丈夫?!

​と、母は焦りました。

最後の追い込みで見つけたウェブサイト

ご親切な方が

AP Japanese試験に出る漢字をフラッシュカードにしたり

熟語や音声もあってテストもできるようになっています。

残りの時間は出来るだけ

漢字の意味を覚えることに集中しました。

​セクションⅡ ライティング 

ライティングも漢字がネックになりました。

実際に書く必要はないので、タイプで打って

正しい漢字を選択できるように

漢字の意味をしっかりと覚えるようにしました。

元々、ブラインドタッチが出来ていたのは

​時間制限のある中で意見をタイプするのに大いに役立ちました。



「日本文化について答えなさい」と言う質問

"日本文化"が読めなかったらアウトよね。

「学校までの通学方法は何ですか?」

”通学”が読めないと答えられない。

 

あとは、自分の意見をまとめて新聞記事を書かないといけない問題があります。

これは、必殺技を使ってクリアーしました。

必殺技とは…テンプレートです。

娘は英語の成績はわりと良かったので、

日本語でもテンプレートがあれば

作文的なものは大丈夫だったようです。

*テンプレートについては 

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​セクションⅡ スピーキング A

スピーキングは2種類あります。

セクションⅠやライティングの問題よりも

娘が苦戦したのがこのセクションです。

 

スピーキングの最初の質問は質疑応答

いろいろな設定に応じて

質問事項が予め録音したものが流れます。

日本語で思った事を言うのはあまり難しくありませんが

どんなことを聞かれるか分からないのでとても緊張するようです。

 =外人アクセントで話してみたら?=

娘の日本語は、日本人としては多少の間違いはありますが

変なアクセントもなく、普通に聞こえます。

それだと、採点する人が

「この子は日本人だ」と思って、

採点が厳しくなるかもしれないと思いました。 (そんな事はないかも知れませんが)

 

なので

「少し外人アクセントで話したら?」とアドバイスしました。

「東京タワー」と言うカタカナ英語が入っている言葉は

「タワー」の部分をもっと英語ネイティブ風に話して…などとアドバイス。

ところが

「コンニチハ、ワタシのナマエワァ…」

 

と話し出した娘の日本語

作戦失敗

娘は、外人が日本語を話しているように聞こえるほど日本語が不自由ではなかった。

まるっきり日本人が外人の真似をして日本語を話しているように聞こえる

とってもわざとらしい!

 

日本語が不慣れな外国人のふりをするのは無理と判断。

​普通に話しましょう

 =日本人スイッチがあるらしい=

日本で入籍をした時

私は日本の姓を変えませんでした。

日本国籍を持たない人と結婚すると

日本姓をそのままにするか結婚する相手の外国姓にするか選べます。

日本姓を選んだ私の子供たちは

日本の戸籍上は同じく日本姓になります。

私の日本姓は「齋藤」

なので

娘の名前は日本では「齋藤 ○○」となります。

日本には幼稚園と小学校2年生の時に

ちょっとだけ体験入学をさせてもらいました。

その時は「齋藤」の姓を使ったのですが

アメリカではまるっきりアメリカ人の父親の姓を使っています。

なのに

日本語を話す時、彼女は日本語スイッチが入ったかのように

日本人になるようです。

最初に自己紹介

「初めまして、○○の鈴木です」と録音が流れ

 

              ピーッと合図があります。

娘が答えます。

「あっ、始めまして、齋藤○○です!」

いやいや、

受験票は「齋藤」じゃないから。

ここはアメリカだから、

いつものアメリカ姓で答えないと

だけどダメなんです。

何回練習しても

日本語の自己紹介は

「齋藤○○です!」と答えます。

何を聞かれるか分からないと言う緊張と

日本語でうまく答えなくてはというプレッシャーで

娘には余裕がありません。

日本語スイッチが入ると

自然に名前は「齋藤」になってしまうようです(笑)

仕方がないので

​もう「齋藤」で自己紹介することにしました(汗)

これは日本語の試験ですから、

​名前が違っていても大丈夫でしょう。

 =いつでも良いです!=

スーパーのアルバイトの面接と言う設定の設問

「週末も来て欲しいんだけど、働ける日は何曜日の何時かな?」

 

​             と店長さんらしき男性の質問

練習と言えどもかなり焦っている娘。

「えっと、ん、あ、いつでも良いです!」

 

             いつでも良いって、あなた、学校行ってますよね?(-。-;)

             もう、日本語力の問題ではありません。

             英語で答えても彼女は焦ってうまく応えられないと思います。

 

「アルバイトの経験はあるかな?あるならどんなことをしましたか?」

 

​               と言う質問には

 

 

「ありません。あっ、えっ、でも、獣医のボランティアをしてます!」

 

            あなたは獣医の資格を持っているのですか?!

​            「獣医さんの所でボランティアをしています」と言いたかったらしい。

この問題は

​1に練習、2に練習、3に練習です!

 

多分、多くの受験生が

この最後の問題を苦手にすると思います。

 

お題が出され

それについて5つ例を出して説明する

と言うものです。

 

過去問で娘に聞いてみました。​




「日本の有名人5名を挙げなさい」



娘が挙げた5人

桜井翔と大野智と相葉雅紀
松本潤と二宮和也   


当時、嵐の大ファンだった娘
確かに有名人5人だけどさぁ




気を取り直して

宮崎駿
(これを答える生徒、結構いるみたい)

桜井翔
(どうしても嵐を入れたいのね。一番お気に入りだもんね)

安倍大統領
(日本は総理大臣ね。でも安倍さん、知ってるんだ)


徳川家康
(おっ、渋いの来たね)

天皇
(陛下をつけようね)


この五人を挙げました。


それぞれについて説明しなくてはいけないんだけど
天皇陛下について
彼女はなんと説明するのだろうと聞いてみたら


「えっと、パワーはないけれど・・・・
(立憲君主的な権力はないってことね。よく知ってるね)

自分なりにがんばっている人です!」
(えっ?自分なりにって・・・・そんな認識?)


そんな答えで
採点はどうなるんだろう?

戦前だったら不敬罪になるぞ!




 =日本の交通手段=

一番最初に出たのが


  

徒歩は交通手段のうちに入るのだろうか?
まだ、3歳ごろ
日本のおじいちゃんが子豚を見に連れて行ってくれたけど
かなり歩かされたようで
それが忘れられないらしい(笑)
あとは、2年生の時に
私の母校に体験入学させてもらい
片道30分ぐらい登下校したことでしょうか。

アメリカではほとんど歩くことはないので、

日本の交通手段と言うと

彼女にとっては徒歩と言う印象が強いようです。

自転車

「高校生がよく使っています」
って言ってたけど
日本では高校生に限らず
いろんな人が使っていますよね。
多分、日本に帰った時に
娘が体験入学で小学校に登校途中
当時、高校生だった親戚のあっちゃんが
自転車に乗って駅に向かうのに遭遇したのが
強く印象に残っているのかも知れません。



「便利です」

しか言えませんでした。
道が狭く、渋滞も多いことを説明してあげました。

電車

彼女はあまり乗ったことがないので
なかなか出てきませんでした。
最初「新幹線!」と良いました。
まあ、日本の電車と言ったら新幹線なんでしょうけど。

バス
これもなかなか出てこなくて。

アメリカは車社会

彼女は公共のバスは乗ったことがありません。


やはり、3つまでは出てくるけど
あと2つと言うと難しいですね。

しかも
最後の結論としてまとめるのが難しい。
日本の公共の乗り物は時間に正確。
ここはあまり公共の乗り物は使わないが
日本は多くの人が使う。
なんてところまではなかなか出てきませんでした。

 

実際に日本に行って体験していないと難しいですね。

 

 

 =日本の伝統文化=

 

最初に挙げたのが

 妖怪話  

 

       えっ?これって日本の伝統文化なの?

 

「昔からある怖い話で、子供に話します」 

       彼女の中では伝統文化=昔からあるものなのだろうか?

 着物

 

       まあこれは分かる。

 

        でも

 

「日本人が着る民族の洋服です!」

 

        おいおい、洋服じゃあないだろう。

 

三番目に挙げたのは

 

茶道

 

「おもてなしを考えるお茶会です」

 

       で、良いのか?

 

4番目に出たのが

俳句

 

「575でポエムを作ります」

 

      これは、短大の日本語クラスで俳句について話したのが印象に残っているみたいです。

 

最後に

 

「お寺に行くことです」

 

      お参りするってこと?

      これって、伝統文化ですか?(笑)

 

 

大丈夫なのだろうか?こんな答えで。

華道、書道、香道とかあるじゃない。

 

 

 =日本の楽器=

 

三味線

「沖縄で作られて・・・」

 

          それは蛇三線よ!

 

「糸がいっぱいある楽器です」

 

 

太鼓

「大きな太鼓です。」

 

尺八

「フルートみたいな楽器です」

 

              なんか、違う。

 

5つ目 

。。。。

            私の顔を見て助けを求めるなー!!

 

「テストの時、スクリーンにお母さんの写真貼っておこうかな」

               無理無理。

 

5つ目は、鼓があるじゃない。

ここで、ぺんぺんするやつ。

って言ったら

 

「ペンペン」で覚えちゃった!

 

他にもいろいろ練習しました。

まず、5つ挙げるのが難しいです。

 =日本のスポーツ=

娘が挙げた5つ

 

1.空手   ってそう?

2.柔道

3.剣道

4.弓道

5.合気道

 

よくできました!相撲もあるよ。

でも、これを説明してちゃんとに結論も出せるのかな?

 


 =日本の食べ物5=

娘が挙げたのは

お味噌汁
おにぎり
お寿司
お刺身
納豆


もっと私、いろいろ作ってあげてるよね。
なんか質素じゃない?

説明もなんか難しそうで
結構いい加減な答えでした。

そして結論ができない。

 

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​セクションⅡ スピーキング B

最後に

学校の宿題とかボランティアなどで忙しくてなかなか日本語の勉強が出来ませんでした。

試験の一か月ぐらい前に駆け足で、過去の問題を元に練習しました。

​この練習をして、娘の中の日本や日本語が見えてとても楽しかったです。